薄毛マメ知識

産後の抜け毛はいつまで続く?原因とケアを医師が解説

医師監修
監修:田村 崇行院長
東京大学医学部 卒|Clinic Villa Tokyo 院長

「出産してから抜け毛がごっそり…このまま薄くなってしまうの?」と不安になる方は多いです。産後の抜け毛は多くのママが経験する自然な現象です。この記事では、産後の抜け毛の原因・続く期間・ケアを医師が解説します。

産後の抜け毛はよくあること

出産後に抜け毛が増えるのは、とても一般的なことです。「分娩後脱毛」とも呼ばれ、多くの方に起こります。まずは過度に心配しすぎないことが大切です。

原因はホルモンの急激な変化

妊娠中は女性ホルモンの影響で抜けにくくなっていた髪が、出産後にホルモンが急に元に戻ることで、本来抜けるはずだった髪が一気に抜けると考えられています。これが産後の抜け毛の主な仕組みです。

いつからいつまで続く?

あくまで目安ですが、次のような経過が多いとされています(個人差があります)。

  • 始まる時期:産後2〜3か月ごろから
  • 落ち着く時期:半年〜1年ほどで自然に回復していくことが多い

多くは自然に回復します

産後の抜け毛の多くは一時的で、時間とともに自然に戻っていくことがほとんどです。睡眠不足や育児疲れが重なる時期でもあるので、無理をしすぎないことも大切です。

こんなときは相談を

ただし、次のような場合は別の要因が関係していることもあります。

  • 1年以上たっても抜け毛が落ち着かない
  • 明らかに地肌が目立つほど薄くなった
  • 授乳が終わっても改善しない

気になる場合は自己判断せず、医師に相談しましょう。Clinic Villa Tokyoは通院不要のオンライン診療なので、赤ちゃんがいても自宅から相談できます。

ケアのポイント

  • たんぱく質・鉄分を意識した食事
  • できる範囲での睡眠・休息
  • 頭皮にやさしいヘアケア

産後に抜け毛が起こるメカニズム

妊娠中は、女性ホルモンの働きで髪が抜けにくい状態が保たれています。本来なら抜けるはずだった髪も成長期にとどまるため、髪が抜けにくくなっています。ところが出産後、ホルモンが急激に元の状態へ戻ると、それまで抜けずに残っていた髪が一気に休止期へと移行し、まとめて抜けていきます。これが産後の抜け毛の正体で、決して異常なことではありません。

授乳と抜け毛は関係ある?

「授乳しているから抜けるの?」と心配される方もいますが、産後の抜け毛は主にホルモンの変化によるもので、授乳そのものが直接の原因というわけではありません。ただし、授乳期は栄養や睡眠が不足しがちで、それが髪に影響することはあります。無理なダイエットは避け、栄養と休息をできる範囲で確保することが、回復を後押しします。

回復を助ける栄養と過ごし方

産後の髪の回復には、髪の材料となるたんぱく質、鉄分、亜鉛、ビタミンなどをバランスよくとることが役立ちます。育児で自分のことは後回しになりがちですが、できる範囲でしっかり食べ、短い時間でも休むことを意識しましょう。睡眠不足やストレスが重なると抜け毛が長引くこともあるため、周囲に頼れるところは頼り、無理をしすぎないことも大切なケアです。

ストレスや疲れも抜け毛に影響する

産後は、慣れない育児や生活リズムの変化で、心身ともに大きな負担がかかる時期です。睡眠不足やストレスが続くと、ホルモンの変化による抜け毛に拍車がかかることもあります。「抜け毛が気になること自体がストレス」という悪循環に陥らないよう、完璧を目指しすぎず、自分を労わる気持ちを持つことも、回復には大切です。

受診を考えるタイミング

産後の抜け毛の多くは、半年から1年ほどで自然に落ち着きます。しかし、1年以上たっても改善しない、地肌が目立つほど薄くなった、授乳が終わっても抜け毛が続く、という場合は、別の要因が関わっていることもあります。そんなときは、自己判断で抱え込まず医師に相談を。オンライン診療なら、赤ちゃんがいても自宅から相談できます。

2人目・3人目の出産でも起こる?

産後の抜け毛はホルモンの変化によるものなので、出産のたびに起こりうるものです。「1人目のときは大丈夫だったのに」「今回は多い気がする」など、出産ごとに感じ方が違うこともあります。これは体調や年齢、生活環境の違いも関係します。回数にかかわらず、多くは一時的なものですが、気になる場合は遠慮なく相談してください。

抜け毛が気になる時期のヘアケアの工夫

抜け毛が増える時期は、髪を引っぱるきつい結び方やパーマ・カラーの繰り返しを控え、頭皮にやさしいケアを心がけましょう。分け目を時々変える、自然乾燥に頼りすぎずやさしく乾かす、といった工夫も負担を減らします。スタイリングで気になる部分をカバーしながら回復を待つ、という付き合い方もおすすめです。

家族にできるサポート

産後の抜け毛は、見た目の変化だけでなく、慣れない育児の疲れやストレスとも重なって、気持ちが落ち込みやすい時期に起こります。パートナーや家族が「よくあることだから大丈夫」と受け止め、休む時間を作ってあげることも、立派なサポートです。ひとりで抱え込まない環境づくりが、回復を後押しします。

抜け毛のピークと回復のイメージ

産後の抜け毛は、出産後2〜3か月ごろから増え始め、その後しばらくでピークを迎え、半年から1年ほどかけてゆるやかに回復していく、という経過をたどることが多いとされています。回復期には、抜けた部分から短い産毛のような新しい毛が生えてくることもあります。短くピンと立つ毛は、髪が生え変わっているサインのことも。こうした流れを知っておくと、抜け毛のピーク時にも「やがて落ち着く」と見通しを持って過ごせます。

卒乳や生理の再開と抜け毛

授乳や生理の再開も、ホルモンバランスの変化を伴います。卒乳のタイミングや生理が戻る時期に、髪や体調の変化を感じる方もいます。これらは体が妊娠前の状態へ戻っていく自然な過程の一部です。ただ、変化の感じ方には個人差が大きいため、「これは普通なの?」と不安になったら、自己判断で抱え込まず、医師に相談して確認すると安心です。

産後の頭皮ケアとスタイリングの工夫

抜け毛が気になる時期は、頭皮にやさしいケアを心がけましょう。育児で忙しくても、洗髪はためこまずやさしく行い、頭皮を清潔に保つことが大切です。生え際や分け目の短い毛が気になるときは、分け目を変える、軽く立ち上げるスタイリングにする、髪をまとめすぎないなどの工夫で、目立ちにくくできます。無理に隠そうと強く引っぱる髪型は、かえって負担になるので避けましょう。

「自分だけ?」と感じている方へ

産後の抜け毛は、多くのママが経験するごく一般的なことです。それでも、ごっそり抜ける髪を見ると「自分だけひどいのでは」と不安になりがちです。育児の疲れや睡眠不足も重なり、気持ちが落ち込みやすい時期でもあります。けれど、多くは時間とともに回復していくもの。一人で抱え込まず、家族に気持ちを話したり、必要なら医師に相談したりして、心の負担も軽くしていきましょう。

よくある質問

Q. 産後の抜け毛は治療が必要ですか?

多くは自然に回復するため、経過を見ることが基本です。長引く場合は相談を。

Q. 授乳中でも相談できますか?

はい。授乳中の対応は医師にご相談ください。状態に合わせて提案します。

Q. 育児中で通院できません。

オンライン診療なら自宅から受診できます。来院は不要です。

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※自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があります。授乳中・妊娠中の方は必ず医師にご申告ください。

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