男性AGA

AGAとは

AGAとは

AGA(Androgenetic Alopecia)は、壮年性脱毛症や男性型脱毛症と言われ、遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因です。 その進行には食生活やストレスなども関わっており、抜け毛や薄毛の症状が何年もかかって進行していきます。 早ければ20代で発症することもありますが、症状の進行パターンは決まっているため、すぐにケアを始めることで、脱毛の進行を抑え毛髪の成長を促すことができます。

薄毛・AGAの進行パターン

薄毛はいつのまにか進行するものです。気が付いた時には大きく広がっていることが多く、気になり始めると「自分は薄毛なのではないか」と心配になって来院される患者さまが大半です。 特に、進行が早く治療をしなければ止めることができないAGA(男性型脱毛症)には早めの治療が必要です。 AGAの発症年齢はいつ頃で、どのように進行していくのでしょうか。ここでは、AGAの進行パターンについて解説します。

●日本人男性の30%はAGA。20代や30代でも発症する

若いころは薄毛のおじさんたちを見て、「あの人、薄毛だなぁ」と他人事のように思っていたもの、それがAGAです。自分は大丈夫だろうと楽観視している人も多いでしょう。 ところが、日本皮膚科学会のデータを見ると、日本人男性のAGA発症率は全年齢の平均で30%です。10人に3人がAGA。これは驚くべき数字で、30%といえば、65歳以上の人口がすでに30%近いですから、普通に生活していて出会う高齢者の比率と、男性の中でAGAの方の比率はほぼ一緒なのです。 他人事ではありません。ちなみに、年代別の発症率は以下のようになっています。 20代…約10% 30代…20% 40代…30% 50代…約40% 加齢に伴って、だんだんと発症率が上昇していくことがわかります。20代や30代でも発症する可能性が十分にあり得ます。まだ若いからといって安心していると、薄毛は密かに進行していきます。

●AGAの進行パターンは3つ。最後は側頭部と後頭部だけが残る

AGAの進行には、ハミルトン・ノーウッド分類という分類がよく使用されます。

ハミルトン・ノーウッド分類

ハミルトン・ノーウッド分類

薄毛の状態は、Ⅰ型からⅦ型まで分類され、亜種も含めると10種類ほどあります。しかし、すべての人が同じように進行していくわけではなく、大きく分けて3つの進行パターンが存在します。それぞれの特徴を知っておきましょう。

M型

よく、前髪を上げたときにM字ハゲ、と呼ばれる型です。前頭部の生え際のうち、こめかみに近い部分が後退していきます。真ん中は比較的残りますが、生え際からどんどん髪の毛が薄くなり、それに頭頂部の薄毛が合併することもあります。

O型

頭頂部から丸く薄毛が進行していくパターンです。上から見るとアルファベットのOの形に見えます。自分で鏡を見ただけでは頭頂部の状態を確認できないため、症状がかなり進行するか、他人に指摘されるまでは気づかないことが珍しくありません。 重症化しやすいので、特に警戒が必要なパターンだといえます。

U型

前頭部の生え際がだんだんと後退していくパターンです。前の方はどんどん生え際が後退するため、3つのパターンの中では、比較的進行に気づきやすい方です。

最終型はどのパターンも同じ

AGAはどのパターンで進行したとしても、最終的には側頭部と後頭部の髪の毛だけが残ります。M型とO型は、進行中に合併して現れることも多く、先に薄くなる部分がどこか、の違いでしかありません。 「まだ生え際が後退しているだけだから大丈夫」という考え方はやめて、最終型を意識するようにしましょう。

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